研修内容
リハビリ提供の見直し・再構築から戦略・強化のポイントと実践ノウハウまで
2024年度診療報酬・介護報酬同時改定で医療・介護連携・多職種連携は違う段階のフェーズに突入しました。
国が求めているのは形式上での構築された連携ではなく目に見える効果と実効性です。
リハビリ部門も同様に、今まで以上にリハビリテーション施設に「早期にADLを自立させるためのリハビリ(急性期)」「早期に自宅復帰できるためのリハビリ(回復期)」「生活機能維持・向上のリハビリ(生活期)」という役割を位置づけ、「自立支援」「重度化防止に資するリハビリテーション」を求めています。
言い換えれば単にリハビリテーションを行うだけでなく、「リハビリ機能+リハビリマネジメント機能」として、従来の身体機能の維持・向上だけでなく、生活を意識したADL・IADLトレーニング、社会参加へのアプローチ、地域リハビリテーションが重要となってきます。
本セミナーでは6月に改定されたリハビリテーション部門に関係する2024年度診療報酬・介護報酬同時改定項目の整理と実際に先進的に取り組まれているリハビリ施設の実践ノウハウをお伝えいたします。
連携の推進と独自の特徴・強みを生かしたリハビリテーションでの支援につながるヒントが満載です。
タイムスケジュール
※予定している内容は変更になる場合がございます
【講座1】[東京]7月27日(土)10:00~12:00/[大阪]9月14日(土)10:00~12:00/[福岡]10月5日(土)10:00~12:00
リハビリ分野の未来予測!
令和6年医療・介護同時改定後の今から取り組むべき具体策
講師:三好 貴之氏(株式会社メディックプランニング 代表取締役/作業療法士)
(内容)
2024年医療・介護の同時改定では、「リハビリテーション・栄養・口腔」の推進に関する加算算定要件の変更・新設など、医療・介護ともにリハビリ部門関連には大きな変化が起こっており、今までのような身体・疾患別のリハビリテーションだけをすればよいのではなく、三位一体のマネジメントを行い、リハビリテーションの包括化に向かっていくのではないでしょうか。本講座ではリハビリ分野の2024年酬改定の重点ポイントの整理をはじめ、リハビリテーション・栄養・口腔連携体制の構築方法とリハビリ専門職の適正配置や収益シミュレーションなどをお伝えいたします。
・急性期リハ、リハ・栄養・口腔のチーム介入方法
・疾患別リハの終焉
・医療介護連携による老健・通所・訪問リハの利用者増
・リハビリ機能+リハビリマネジメント機能
・2040年に向けて急増する「高齢者リハ」への対応方法と収益増加策 など
【講座2】[東京]7月27日(土)13:00~14:15/[大阪]9月14日(土)13:00~14:15/[福岡]10月5日(土)13:00~14:15
介護・医療同時改定後のリハビリ部門の先進実践事例(1)
[東京]講師:國井 崇洋氏(介護老人保健施設大宮フロイデハイム リハビリ科 科長/理学療法士)
[大阪]講師:鈴木 満氏(医療法人鈴木内科医院 事務長/理学療法士)
[福岡]講師:多々良 大輔氏(switch physio代表/理学療法士)
(内容)
今回の同時改定後に全国各地のリハビリ部門の先進施設などはどのような取り組みを行っているのか。改定後のリハビリ部門が行っている実践的な取リ組みのノウハウと今後の部門の展開、リハビリ専門職としての在り方などについて具体的にお伝えいたします。
【東京会場】
・病院併設型の介護老人保健施設での取り組み
・超強化型大規模デイケアでのリハビリテーションの取り組みの実際
・リハビリテーションマネジメント加算(ハ)算定に向けたリハ、口腔、栄養への一体的な取り組み
・老健の強みを生かした入所リハ、通所リハ、訪問リハの一体的運営
・病院併設型老健として法人内医療介護連携における役割
・地域での医療介護連携に向けて
・元気な時から地域を支える老健(介護予防、地域での活動ほか)
【大阪会場】
・長時間通所リハから短時間通所リハに移行してからの変化
・利用者増、大幅な事業収支の改善に至ったプロセス
・具体的にどのような運動に取り組み、実践しているのかプログラム・システム紹介
・短時間通所リハの収入構造、人員配置、専門職の役割
・PT、OTにおけるご利用者との関わり方と役割
・実践するべき営業方法
【福岡会場】
・リハビリ特化型デイサービスにおけるセラピストの役割と多職種連携の実践
・リハ職だからこそ出来る!専門的な身体状態の把握
・身体の状況把握に長けたセラピストが関わるメリット
・日常生活への汎化(生活の中で簡便に行えるエクササイズの選定と運動処方)
・他職種がご利用者の身体の特徴を大枠で捉えることができる仕組みづくり
・リハビリ職のこれからの介護、医療施設での働き方とアドバイザー的な関わり方
【講座3】[東京]7月27日(土)14:30~15:45/[大阪]9月14日(土)14:30~15:45/[福岡]10月5日(土)14:30~15:45
介護・医療同時改定後のリハビリ部門の先進実践事例(2)
[東京]講師:野﨑 伸弘氏(フロイデ水戸堀町デイケアセンター 管理責任者/理学療法士)
[大阪]講師:今井 優利氏(医療法人和光会 介護老人保健施設寺田ガーデン在宅部 課長/理学療法士)
[福岡]講師:那須 語 氏(特定医療法人谷田会 谷田病院リハビリテーション科 科長/作業療法士)
(内容)
今回の同時改定後に全国各地のリハビリ部門の先進施設などはどのような取り組みを行っているのか。改定後のリハビリ部門が行っている実践的な取リ組みのノウハウと今後の部門の展開、リハビリ専門職としての在り方などについて具体的にお伝えいたします。
【東京会場】
・半日型通所リハビリテーションでの取り組み
・食事・入浴なしのリハビリに特化したサービスの特徴を生かした機能への積極的なアプローチ
・多職種(リハ職・健康運動指導士・歯科衛生士)での改定後の取り組み
・メリットあり!訪問リハを兼務する通所リハ職員の配置
・栄養ケアステーションを積極的に活用しよう!口腔・栄養の一体的な取り組みと医師・管理栄養士との連携
・併設クリニックの医師との連携(医師の介入へのアプローチ)
・回復期病棟、通所リハ職員の定期的な情報共有
・法人外の病院連携室やリハ職員とのパイプ構築
・地域住民の健康維持!クリニック、通所リハ、メディカルフィットネスを活用したフィールド構築
【大阪会場】
・地域包括ケアシステムを提供する体制の整備と在宅部門の強化
・介護老人保健施設の大規模デイケア
・成果を上げる!今後の制度改定を見据えた提供サービス、コンテンツの見直し
・栄養面へのアプローチ
・リハビリの成果の見える化
・介護、リハビリDX
【福岡会場】
■地域包括ケア病棟での実践
・各カンファレンスの紹介
・ピクトグラムの活用
・OC等の取り組み
・退院支援のポイント
・ノーリフトケアの導入
■通所リハビリの実践
・当院のリハビリテーションマネジメント加算について
・口腔栄養リハビリの取り組み
・通所リハを取り巻く連携
■訪問リハの実践
・リハビリテーションマネジメント加算について
・退院前訪問指導への参加
・訪問リハの考える連携
・在宅看取りの役割
■地域活動における医療と地域のつながり
・一体化事業への取り組み
・C型事業の取り組み
・その他の活動
【参加者交流】[東京]7月27日(土)15:50~16:30/[大阪]9月14日(土)15:50~16:30/[福岡]10月5日(土)15:50~16:30
[みんなで情報交換(参加自由)]
リハビリテーションマネジメントでの困りごと
日頃の現場実践で経験していることや研修で学んだことを自分の言葉で人に発信することや人の言葉を収集することで、より理解が深まります。この情報交換会「リハビリテーションマネジメントの困りごと」をテーマに参加者と講師がしゃべり、情報交換することで、つながり、より翌日からの現場実践に取り組みやすくなります。