認知症の方が記憶を失われ言葉でのコミュニケーションがうまくできなくなった時、身体的にも社会的にも年を重ね喪失体験をされている認知症のお年寄りに、私たちはどのようにアプローチして寄り添っていけるでしょうか。なにを手がかりに不安や憤りに寄り添っていけばいいか、一見わからない行動もどんな気持ちで過ごしていらっしゃるのか。皆さんと一緒に体験していきたいと思います。
口腔ケアは、単に口の中を清潔に保つだけでなく、「感染予防」「全身の健康維持」「QOL向上」「嚥下機能の改善」そして「自立支援・重度化防止」に大きく貢献します。本セミナーでは、看護師がこの重要性を理解し適切な口腔ケア、口腔機能向上を実践していくための基本と実践レベルで使える応用についてお伝えします。
認知症の人のリハビリを行うときに重要なことは、ご本人の残存能力を見極めと、予後予測を含めた先回りのリハビリテーションです。理解しやすく取り組みやすいプログラムとは何か?基本と応用、だけでなく、見逃されがちなプログラムのミスリードにも理解を深め、効果的なアプローチにつなげましょう。
計画書を作るうえでどの部分に「視点」を向けるべきか?「誰のため」「何のため」を意識し、サービス提供時にケアマネジャーのケアプランをどのように広げているかをお伝えできればと思います。また、ご家族・ケアマネジャー・地域とどのようにかかわっていくべきかを弊社が実践していることを例にしてお話させていただきます。
拘縮予防・改善のための基本的なケア技術は、関節や筋肉の柔軟性を維持し、可動域を保つために非常に重要です。拘縮とは、関節周辺の筋肉や腱、靭帯、関節包が硬くなり、関節の動きが制限される状態を指します。特に高齢者に多く見られ、生活の質(QOL)の低下につながるため、早期の予防と適切なケアが求められます。本分科会では、マンパワーが少なくても実践できる拘縮の予防・改善のための基本的なケア技術、拘縮予防の考え方について説明します。
やる気があったほうが人材は育ちますが、教育のアプローチを突き詰めていくと、それほどやる気は必要がないことがわかります。多くの介護現場に「どんな人材が欲しいか?」と質問すると、やる気のある人、気づきのある人、主体性のある人、積極的な人、という意見が聞かれます。まず、この抽象的な「やる気」「気づき」「主体性」「積極性」について、意味を考えていき、やる気がなくとも人材は育つ、ということを展開していきます。そしてモチベーションについて、介護現場にありがちな事例をもとに、解決できた事例をご紹介いたします。
誤嚥(ごえん)リスクの軽減は、高齢者や嚥下障害のある患者が快適に過ごすために非常に重要な課題です。関節可動域訓練や良肢位保持、ストレッチング、ポジショニングなど、日常的なケアが欠かせません。本分科会では、適切な姿勢による誤嚥リスクを軽減するためのケアと具体的な対策についてお伝えいたします。
「力を入れて!」「頑張って!」と声をかけたり、いろいろ運動メニューを変えても「効果が出ない」ことを悩んでいませんか?解決の糸口は【運動の教え方を工夫する】ことにあります。脳卒中専門の保険外(自費)リハビリサービスを10年以上継続する中で培った運動の教え方(動きのコツ®︎)を、リハ職ではなくても実践できるようになるために実技を行います。「心身機能」では立ち上がる、歩くといった基本動作を中心に行い、「活動と参加」では家事などの応用動作を行います。両方受講いただけるとさらに実践力が身につきます。
超高齢化時代において「身体的フレイル」「精神的フレイル」「社会的フレイル」といった3つのフレイル対策が重要になります。生活の質を上げ、ご本人の生きがいや、やりがいを見出し、行動範囲の拡大を狙うことのできる効果的で楽しいトレーニングの基本と応用を学びましょう。
「リハビリしているのに活動と参加が増えない」ことを悩んでいませんか?解決の糸口は【目標設定と動きやすさの両立】にあります。脳卒中専門の保険外(自費)リハビリサービスを10年以上継続する中で培った、段階的な目標設定に応じた運動指導のコツを実技中心で行います。「心身機能」では立ち上がる、歩くといった基本動作を中心に行い、「活動と参加」では家事などの応用動作を行います。両方受講いただけるとさらに実践力が身につきます。