運営指導対策は毎日のケア業務の振り返りから

2025.02.28

事務局の小川が新年早々から2事業所（グループホーム、小規模多機能）の「運営指導」に立ち会いましたので、運営指導対策として最新の情報を一部お届けします。（自治体によって指導ポイントは違いますので、これが正解ではありませんことをご了承ください）
そして、感じたことは「コロナ前」と「コロナ後」では指導の指摘ポイントが違うということに気付きました。
コロナ前まではそこまでしていなかった「サービスの質」の部分について、点検項目から確認をされますので、「指導・監査対策」は日々のケアの振り返りをミーティング記録などで残していくことをおススメします。
そして、グループホーム・小規模多機能には加算項目に【研修予定・実施】が義務付けられている加算もありますので、研修でお困りの際はぜひ当方の研修をご活用ください。

事務局小川の5大雑感

・令和6年度からの運営基準で義務化されているもの（未実施減算項目）は管理者だけでなく、スタッフ誰もが答えれるようにしておいたほうが良い

・計画書と実施サービス項目の整合性（SPDCAサイクル）できちんと実施されているか定期的に見る方が良い

・カンファレンスやミーティングで参加者の声はきちんと記録されているか

・その場しのぎの記録づくりは危険

・指導官はヒアリングする担当者の表情も見ている

【グループホームで確認されていた項目（一部抜粋）】

・運営規程（R7年度から義務化されるWEB公開）

・契約書（重説）を見る（個人情報、同意の欄、代理人の欄）

・個人情報の取り扱い

・パンフレット

・利用者の実費負担部分

・ハラスメント対応（法人の指針・委員会や研修など）

・研修計画と研修記録

・運営推進会議

・BCP

・身体拘束

・虐待防止

・感染症

・LIFE

・苦情相談窓口

・緊急時の協力医療機関

・新設加算を含む算定加算の算定要件への対応

【小規模多機能で確認されていた項目（グループホームで掲載している部分は除く）】

・利用者の負担割合証の確認、請求

・受入拒否への対応

・過少サービスの有無

・通所定員の超過の有無

・訪問記録

・非常災害時訓練（要介護3～5の利用者の割合に応じた訓練の実施推奨）

・事故対応マニュアル、報告書、ヒヤリハット

・利用者の安全並びに介護サービスの質の確保及び職員の負担軽減に資する方策を検討するための委員会（R9.4まで努力義務）

・医療連携

・利用者への苦情対応