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すり足歩行の方向け転倒予防レク・アクティビティ

2024.08.26

すり足歩行とは、地面と足裏が接している時間が長く、足を高く上げられないまま歩くことで、わずかな段差にも足が引っ掛かってしまうため、転倒の危険が高まります。

すり足になる原因としては、


(1)重心移動ができない

(2)骨盤-体幹の動きが悪い(立ち直り反応の低下)

(3)足を上げる力の低下(腹筋、背筋の同時収縮、股関節の屈曲、足関節の背屈)


が主に考えられます。

すり足歩行の予防と改善のためには、以下の要素を知っておくとよいでしょう。


■つま先が上がらない

[対策]

・前脛骨筋(すね)の筋力低下を防ぐ

・足首を柔らかくする

[効果的な動作]

つま先の上げ下げ


■かかとが上がらない

[対策]

・下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋力低下を防ぐ

・足首を柔らかくする

[効果的な動作]

かかとの上げ下げ


■足が高く上がらない

[対策]

腸腰筋(腰椎と大腿骨を結ぶ深腹筋肉とも呼ばれる筋で、主に腸骨筋と大腰筋で構成)の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

片足ずつ持ち上げる


■膝に違和感や痛みを感じる

[対策]

大腿四頭筋(太もも)の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

片足ずつ痛くないところまで伸ばす


■バランスが取りにくい

[対策]

・足底筋や足の指が縮んだ状態になるのを防ぐ

・姿勢保持に必要な体幹(コア)の腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

・足をほぐす

・指を広げる

・体重を右尻→左尻と移動させながら、腹筋を使って横に揺れる


ほとんどの施設がバリアフリーになっているので、利用者はついすり足歩行になってしまいます。

ところが、家に帰るとそうはいきません。

至る所に段差があります。

高齢者の転倒事故の発生場所として最も多いのは、家の中なのです。

施設内にもあえてバリアを作り、「またぐ動作」「片足で支える動作」など、自然と歩行訓練ができるようにした方がよいと思います。

特に、“ペタペタ&ズリズリ歩き”から、“スタスタ歩き”に移行してもらうにはまず、「体を起こす」「腕をしっかり振る」という2つの動作が欠かせません。

リズミカルな歩行ができるようになるので、音楽を聴きながら歩くのもよいでしょう。

また、号令をかけながら歩くのも効果的です。


【情報提供元】

目的・シーン別レク・アクティビティ

https://dayshop.biz/

日本ケアレク研修大会2024

https://tsuusho.com/care_rec

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