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日本通所ケア研究会・福山認知症ケア研究会>ほぼ毎日更新!お役立ち情報 | 日本通所ケア研究会・福山認知症ケア研究会

セラピストはここを見る!在宅アセスメント・自宅訪問時の観察ポイント

2020.09.02

玄関周囲

玄関までの経路と状況

・なだらかな坂道、砂利、雨でぬかるむ場所、飛び石、道幅が狭い部分などを確認

・車イス、歩行器、杖歩行、それぞれの場合のチェックを!

・特に4点杖を使用されている場合は屋内のような移動ができない場合がある


玄関アプローチ

・段差の高さ(高いことが多い)

・踏ふみ面づら(普通の段差より広めが多い)

※手すりの設置などはご家族の意向でつけにくいことがある


玄関扉の開閉

・重厚な扉は重いことがある

・開き戸は押したり、引いたり移動する動作も安全に行えるかチェック


玄関の上がり框(かまち)

・玄関アプローチ同様に「家の顔」なので、ご家族が手すりや段などの設置を拒まれる場合は別の方法を考える

・玄関自体が狭いために台などの設置が難しい場合もある

・片麻痺の場合はどのように上がって降りるのか、必要な手すりの場所が違うためどちらの場合もチェックが必要


靴の脱ぎ履き

・靴の脱ぎ履きの「仕方」「場所」を確認

(玄関のホールにイスを設置して履くのか、段差を降りて框に座って履くのかなど)

※ 据え置き手すりを設置している場合、段差を降りて再び向きを変えて框に座って履く場合が多いため、ご家族の介助で立ったまま脱ぎ履きされていることがある


靴を下駄箱から出す

ご家族が出してくださることが多いが、下駄箱を開けて自分の履きたい靴を選びやすいように、下駄箱や靴を置く場所の変更などを考える


歩行器や車イスをしまう・出す

・歩行器や車イスをどこに、誰がしまうのか、出すのかチェック

・ご家族の負担を軽減するための工夫や方法を考慮する


歩行器や車イスで中に入る

玄関のみ簡易式のスロープを使っておられる場合、スロープの傾斜や誰が介助して誰がどこにしまうのかもチェック


屋内の移動

車イスなどが旋回できる場所

・車イスを自宅で使用する際、スペースの問題で向きを変えたり、旋回したりすることが困難な場合もある

・スペースを広げるのは費用がかかるため、小回りがきく6輪の車イスに変更することも考慮


間口や廊下幅が狭く曲がりにくい場所

・移動の頻度が多い場所が曲がりにくいと、動く意欲もそがれる

・身体の状況により、車イスや歩行器をコンパクトなものにしたり間口を広げる住宅改修を提案


手すりや伝うものの場所と安定性

・伝い歩きをされている場合、伝うものがないなど不安定であると転倒が予想される

・必要に応じて広い場所のみ4点杖の使用を考慮

・実際の生活上の動きを見ておかないと、必要な時に伝うものや杖がないということが起こりうる


段差の有無と昇降について

・動線上にどのような段差があり、車イスや歩行器で昇降することができるかをチェック

・屋内の転倒が予測される場合は、ミニスロープや段差昇降用の手すりの設置を提案


トイレ

トイレまでとトイレのドアの開閉

・開閉の頻度が高いため安全な移動を確認

・体調不良時や緊急時にはどのようなことが予測されるかをあらかじめご家族などに説明しておくとよい

・ドアの開閉も開き戸のことが多いため、体を扉からかわす、後ろ手に扉を閉めるなどが安全にできるかどうかを確認

・鍵の開け閉めも難しいものもあるためチェック


夜間の排泄方法

・自宅のトイレを夜間も安全に使用できるかどうかを検討

・夜間のみポータブルや尿器の使用もある


車イスや歩行器の場所

・トイレに入るために車イスや歩行器の停車の仕方や、出てきた時に次の場所へスムーズに移動ができるかどうかを確認

・車イスから便器へ移乗する場合の角度や移乗の仕方、車イスへの戻り方をチェック

※必要であれば手すりの設置などを検討

※扉の形状を変えたり、間口を広げたり住宅改修を行う場合もある


スリッパの有無と脱ぎ履き

・トイレ用のスリッパを使われている場合はスリッパを履いた状態で安全に移動ができるかを確認

・次の方のために、後ろ向きで脱いでトイレから後ろ向きで出られる場合は、安全面のチェックが必要


方向転換

・トイレ内の転倒を防ぐために方向転換が安全に行えるかチェック

※便器に向かってトイレに入ると、180度の回転や水を流すための回転が必要なこともある


下衣の着脱

・中腰で立位を保ち、かつズボンやパンツをしっかりと上げ下げできるか、動作をチェック

・バランスの評価やバランスを崩したときに必要な手すりなどの検討も行う

・はね上げ手すりがある場合は、はね上げたり下げたりする動作もチェック


便座からの立ち上がり

立ち上がりの際必要な手すりなど検討する


ペーパーホルダーの位置・形状

・片麻痺の方の場合、ペーパーホルダーの位置が適切かをチェック

・片手で切りやすいペーパーホルダーに変更する場合もある


寝室

照明のスイッチ

就寝時にご自分で照明が切れるか、必要な時に電気がつけられるかチェック


カーテンの開閉

カーテンのほか窓の開閉もご自分でできるかチェック

※適切な換気や防寒を行うことも生活する上で大切


夜間の排泄方法

夜間のみポータブル、尿器などを使用される場合は誰がセットして後処理を行うかもチェック


ベッドとベッド周囲の環境

・起居動作がしやすい環境設定となっているか確認

・車イスや歩行器・ポータブルの位置や、起き上がってから使用するまでが安全にできるかも確認  


着替えやタンスの位置と着替える場所

・寝室は寝るだけでなく着替えも行う場合がある

・安全に着替えができる環境か、衣服の出し入れなども確認

・上段や下段のタンスに物を入れる際に、転倒の危険がないかもチェック


浴室周囲

浴室の段差と移動

・水除けのため浴室が下がっていることが多い

・滑りやすい環境となるため、いつもの移動とは違う状況だということを頭に入れてチェック

・手すりをつけずに移動ができるかを確認


脱・着衣の場所

・着脱動作は立ち上がったりかがんだりするためイスとスペースが必要

・脱衣場が狭い場合が多く、場所を確保することが必要

・裸で浴室まで移動されるため、装具を外すタイミングや安全に移動できる環境を確保


シャワー・カランの位置と高さ

・シャワーチェアなどを使用されている場合は、カランの高さが低すぎる場合がある

・シャワーの位置によっては、浴槽への出入りに影響する場合があるので注意


浴槽の形状

・古い浴槽は深いことが多い

・最近の浴槽は変形した浴槽が多い

・くぼみや段差が浴槽内にあるため、グリップが付かない場所もある


【情報提供元】

■リハージュVol.1(一部抜粋)

https://dayshop.biz/products/list?category_id=114

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