考えずにすぐに「どうしたらいいですか?」と聞いてくる
多くのスタッフが指示されたことはそれなりにやってくれるのですが、分からないことがあるとすぐに管理者である私に聞いてきます。
結果、業務に関する改善点などを探そうとはせず、指示待ちのスタッフが多くなっています。
もっと自ら考えて動いてほしいのですが、どうしたらよいでしょうか?
「自主性が不足しているスタッフ」への対応は下記の3つがポイントです。
<スタッフに自主性を持ってもらうポイント>
【1】質問されたら「逆質問」で考えさせる
「ウチのスタッフは自分で考えずに、すぐ人に聞く」と嘆く経営者・管理者は多いですが、そもそもスタッフが考えないのではなく、「考えさせていない」のかもしれません。
周りが丁寧に教えてあげる職場というのは好ましいことですが、それが行き過ぎてしまうと「何かあれば、誰かに聞けばいい」と思われてしまいます。
質問されたら、「問題点は何だと思う?どうしたら良いと思う?」と逆に質問をして、相手に段階を踏ませて考えさせるのが有効です。
【2】提案制度の導入(報奨金の支給)で、スタッフに「考えること」を促す
ある企業では提案制度を導入し、提案が採用されてもされなくても、1提案につき数百円の報奨金を支給しています。
これは、スタッフに「考えること」を促すためです。
ただし、単なる要望は提案ではないので、課題と改善案を分けて記入させるなどの工夫は必要となります。
【3】対話形式の勉強会を実施する~スタッフが考える時間や機会をつくる~
テーマを決めて、4人ぐらいの小グループで話し合いを行う対話形式の勉強会を実施するのもオススメです。
話し合いが活発になるよう、接遇など誰もが話せるようなテーマから始めてみてください。
ただし、放っておくと単なる雑談になってしまうので、話し合いのルールを決めておくと良いでしょう。
【情報提供元】
だよりね
【お役立ち研修】