研修内容
機能訓練にとどまらない「本人の力を引き出す」本質的リハビリの再考
目の前の利用者に「本当に必要な支援」ができているだろうか?
日々の実践の中で、そんな問いを抱いたことはありませんか。
「訓練メニューをこなすことが目的化していないか」「評価はしているけれど、その結果をどう支援に活かせばいいか」「手ごたえがない」そんなモヤモヤを抱える現場にこそ、もう一歩先の「本質的なリハビリ」が必要です。
触る・支えるだけではなく、“生活につなぐ”視点をもった評価と介入が、いま求められています。
本セミナーでは、リハビリ職・機能訓練指導員を対象に、軽度者から重度者まで幅広く対応できる実践的な評価と介入の技術を、参加体験型でじっくり学びます。終了後は講師や参加者と語り合う「情報交換タイム」もあり、自分の実践を振り返り、次につなげるヒントを得られます。
「これでよかったのかな?」が「これでよかったかも」に変えるためにぜひご参加ください。
タイムスケジュール
※予定している内容は変更になる場合がございます
講座【1】[大阪]9月20日(土)10:00~12:30/[東京]9月27日(土)10:00~12:30/[福岡]10月12日(日)10:00~12:30
評価したものをどうリハビリに落とし込んでいくか
軽度者向けのリハビリ・機能訓練から重度者向けのリハビリ・機能訓練の展開
講師:北尾 昌平 氏(株式会社ともいきLabo 代表取締役/理学療法士)
介護・医療の現場で「評価」は行われていても、それが実際のリハビリや支援にどうつながっているのか。この講座では、生活期におけるリハビリテーションの基本的な考え方をふまえ、「評価→課題抽出→支援」への一貫性を再確認します。軽度者への間接的支援から重度者への直接支援まで、対象者の状態に応じたリハビリ戦略を整理し、「量×質」の視点やセルフケアの実践、サービス提供時間外の支援の可能性についても掘り下げます。さらに、多職種連携による効果的なリハビリの展開方法もご紹介するので現場での実践につながるヒントが満載の内容です。
【内容】
・医療、介護の生活期でのリハビリテーションに求められる考え方
・リハビリテーション戦略の考え方(評価→課題→支援がつながっているか?)
・「直接支援」と「間接支援」の違いとメリット、デメリットについて考える
・量的×質的支援を考える!サービス利用時間以外のリハビリテーションとは?
・状態に応じたセルフケアの実践方法
・介護保険分野でできる多職種連携リハビリテーションの実践 など
講座【2】[大阪]9月20日(土)13:30~16:00/[東京]9月27日(土)13:30~16:00/[福岡]10月12日(日)13:30~16:00
受け身のリハからADL・IADLのじりつを引き出す介入テクニック
量と質の組み合わせ!ワンランク上の「触るリハビリ」と「触らないリハビリ」の組み合わせ
講師:生野 達也 氏(動きのコツ研究所リハビリセンター 代表/理学療法士)
「やってあげるリハビリ」が習慣化していませんか?受け身の支援では、利用者のADL・IADLの“じりつ(自立・自律)”は引き出せません。本講座では、生活場面につながる実践的なリハビリ介入の考え方と技術を「触るリハビリ」「触らないリハビリ」の両面から解説いたします。目標設定や評価の実技を通じて、自立支援の視点が自然と身につきます。また、ちょっとした工夫で“やればできる”を引き出す介入テクニックや、他職種と連携しながら進める支援のコツも紹介します。明日からの実践にすぐ活かせるヒントが満載の、ワンランク上のリハビリ実践です。
【内容】
・あなたもしている⁉受け身のリハの危険性
・生活につなぐリハビリの秘訣
・ADL、IADLの自立(自律)に向けた目標設定(実技)
・視点が変わる!リハビリ評価(実技)
・○○で変化を体感!リハビリ介入(実技)
・自立(自律)を引き出す他職種連携のコツ など
【自由参加!参加者交流&情報交換】[大阪]9月20日(土)16:10~16:45/[東京]9月27日(土)16:10~16:45/[福岡]10月12日(日)16:10~16:45
現場で活かせる「気付き」と「つなげ方」のコツ
「これでよかったのかな?」が「これでよかったかも」に変わる時間。参加者からの質問や講師からの助言などで交流を深めます。
【内容】
・参加者からの質問
・講師からの提言