私たちは、通所系サービスを中心に介護・看護に携わる方のワンランク上のスキルアップをお手伝いいたします

snsやYouTubeでも情報配信中
facebook
twitter
insta
youtube
メール会員登録

リスクマネジメントと家族支援

2024.12.06

ADLのリハビリ・自立支援ケアの支援に際し、実用性・安全性の見極めや事故・トラブルを防ぐ視点は重要です。

介護者のペースと都合で介助した方が、事故は少ないかと思われますし、介助する家族も「全介助の方が楽だ」と言われる場合もあります。

しかし、身体拘束の問題と同様、本人の自由や意思・尊厳が軽視されると、安全に見えても本人には心理的なあつれきが生じ、さらに大きな事故やBPSDの引き金となることもあります。

介護の負担の多くは介護方法・手順やペースが拙いことによるため、効果的なリハビリプログラムやより良い支援(介護)の方法を示すことが大切です。

「2ヶ月後には〇〇が一人でできることを目指しましょう」と、具体的な短期目標と期間を示し、一緒に自立に向けたチャレンジを支援することが家族のサポートにもなります。

リハビリ専門職は、生活行為のどこが、なぜ困難なのか分析し、それらの阻害要因を解決する具体的な練習や工夫を示しましょう。

周囲のスタッフや家族も一つのチームとして支援をします。経過を記載したアセスメントチャートを適宜示し、修正をしながらチームで進めていきます。


排泄での生活行為向上のポイント

・尿意・便意(生理的認知機能)への配慮

・疾病による排泄機能障害への理解

・トイレの場所の認識

・夜間せん妄、不穏時の混乱への対応

・尿・便の回数(服薬内容との関連)の把握

・トイレ環境とトイレ動作遂行のための工夫


【情報提供元】

リハージュ

http://dayshop.biz/

ページトップ ▲