採用活動のスタート地点となる方針(どんな人材に入職してもらいたいのか、何のために来てもらいたいのか、どんな風に働いてもらいたいのか)に基づいて、いかに応募者の応募動機を強めるかということについて考えてみよう。
採用すべき、興味・関心を持ってくれた人たちは、次に何を知りたいだろうか。
また、何を知らせることで影響力を与えることができるだろうか。
意欲的に働きたい人たちが知りたいことは、そこで働くスタッフがどんなふうに仕事をしているのか、活躍しているのかということである。
パンフレットに掲載されている人、合同説明会で出会ったスタッフ以外の仕事の様子にも興味・関心はあるはずである。
ここで働いてみたいという動機を強くしていくのは、自分もそうなりたいと思うような人がたくさんいるからである。
そのような人が多ければ多いほど、成長志向の人にとっては魅力的な職場と映る。
また、その人たちの成長を支援する上司のメッセージも効果的である。
どんな上司が、どんな考え方で職場をつくり、メンバーを育成しようとしているのかはとても関心のあるところである。
実際に働くスタッフの情報が一番説得力がある
興味・関心から理解・共感への動機付けで最も大事なことは、ここで活躍する複数のスタッフの成長ぶりとその成長を支援している上司の具体的な情報である。
なぜなら、実際に働いている人の情報ほど説得力のあるものはないからである。
これらにプラスして成長を支援する教育、ワークライフバランス、そのほか独自の制度について情報提供することで、魅力ある職場としての説得力が増してくる。
【情報提供元】