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【なぜ介護現場のマネジメントは難しいのか】その構造と解決策

2025.11.04

第23回日本通所ケア研究大会講師協賛企画雑談動画


はじめに

介護の現場では「人」「ケア」「組織」が絶えず動き続けています。
利用者ごとにゴールが変わり、マニュアル通りにいかない。
だからこそ、“マネジメント”の再定義が必要です。


「人・物・金・時間」を通じた目的達成の技術

マネジメントとは、管理ではなくチームでゴールに到達する技術。
リーダーシップ(方向を示す力)とマネジメント(資源を整える力)の両輪が欠かせません。


組織マネジメントとケアマネジメントの違い

2種類のマネジメントを混同すると、現場は混乱します。


組織マネジメント

→理念・役割・責任・評価を整える。

ケアマネジメント

→利用者の身体・心・環境を整える。


思考法も適性も違う。
両方を同時に担う「兼務リーダー」こそ、今の介護現場の要です。


現場変革を阻む3つの壁


抵抗

→慣習・安心領域への固執

誤解

→「管理=締め付け」というイメージ

教育不足

→実践型マネジメントの学びが不足


これらの壁を越えるには、マネジメント機能の設計と共有が欠かせません。


マネジメント機能を「設計」する

役割

→何を担うか

責任

→どこまで引き受けるか

権限

→それを果たすために使える手段は何か


責任と権限が一致しない限り、マネジメントは機能しません。
「理念共有→役割設計→評価整合」の順で整えることが最短ルートです。


資格教育だけでは育たない“マネジメント力”

資格取得はゴールではなくスタート。
現場の教育では「この職場での価値提供」を明確に伝えることが重要です。
異分野の経験を“翻訳”して再学習を促す支援設計も欠かせません。


管理職のモチベーションと“罰ゲーム感”の解消

「責任ばかり重く、権限がない」

「ロールモデルがいない」


こうした構造が、介護リーダーの意欲を削いでいます。
「学び → 実務で負荷を下げる設計 → 成果実感 → 周囲の憧れ」
この成功循環を回すことで、次世代リーダーが自然と育ちます。


現場を動かすのは“方法論”ではなく“関係性”

マネジメントの目的は「人を支配する」ことではなく、「人の力を束ねること」。
信頼と対話を土台にした関係性の中でこそ、介護現場の真のマネジメントが機能します。


■動画

https://youtu.be/lyHQpYE0-JE


【情報提供元】

第23回日本通所ケア研究大会

https://tsuusho.com/conference/

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