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主任の自覚がなく、現場スタッフと同じ仕事しかやらない

2025.05.05

「主任」という役職に就いているにもかかわらず、リーダーシップを発揮しないスタッフに困っています。
現場の仕事はよくやってくれるのですが、主任の自覚がなく、現場スタッフと同じことしかしていない状況です。
もっと積極的にほかのスタッフに指示を出して現場をうまく回してもらうには、どうすればよいのでしょうか?


ここでは、主任の役割を担ってもらうためにはどうすればよいかを考えていきます。


〈主任の役割を担ってもらうポイント〉

(1)主任の仕事について共通認識を持つ

(2)役職者としての準備・教育を行う

(3)主任としての適性と本人の希望を考慮する


(1)主任の仕事について共通認識を持つ

「主任がリーダーシップを発揮してくれない」「主任としての仕事をしてくれない」と感じているのであれば、まずはその主任に対して「主任の仕事として、何を行わなければならないと思っているか」を確認してみるとよいでしょう。
その主任は、自分では主任の仕事をしているつもりかもしれません。
しかし、管理者からはそう見えないのであれば、主任の仕事の認識に違いがあるわけです。
まずは、この認識の違いを埋める必要があります。
役職者としての役割、責任、権限などが明確になっていない事業所も多いので、これらを整理して各自が認識できるようにしておきましょう。


(2)役職者としての準備・教育を行う

介護事業所に限ったことではありませんが、誰かを役職に就けようとする場合、いわゆる「ベテランスタッフ」や「仕事ができるスタッフ」を役職に就けることが多いと思います。
しかし、仕事ができることと、人を育てることは別物です。
自分でやった方が早いし、何かあったときに責任を取らされるのが嫌で、ほかのスタッフに仕事を任せない役職者もいますが、それではいつまでたっても役職者としての仕事ができません。
必要に応じて、ほかのスタッフに仕事を割り振ることも必要です。 多くの役職者は、役職者としての能力(マネジメント能力)が高いから役職者になる、というわけではありません。仕事はできても、役職者としては“初心者”です。
それにもかかわらず、役職者としての準備や教育が十分に行われずに、「ほったらかしで結果を求められる」状態になっていることが多いのではないでしょうか?
「自分は特に教育はされず、先輩のやり方を見て覚えた」という人もいるかもしれませんが、仕事の段取りやスタッフへの指導方法など、役職者として身に付けるべきスキルの教育は行う必要があります。
当事業所のリーダー像はどのようなものがよいか、役職者同士で議論してみてもいいでしょう。


(3)主任としての適性と本人の希望を考慮する

役職が人をつくるということもありますから、最初は「大丈夫かな?」と思っていた人でも、経験を重ねるうちに主任としての仕事ができるようになる場合もあります。
ただし、そもそも役職者に向かない人がいるのも事実です。役職者に向かない人をいつまでも役職に就けておくべきではありません。
また、役職者になりたくないという本人の希望を無視して役職に就ければ、最悪の場合、離職してしまうこともあります。
事前に、そのスタッフがどんなキャリアを築いていきたいと思っているかを上司が理解していないと、よかれと思って与えた試練が、本人にとっては耐え切れないことになるかもしれません。
日ごろからスタッフとコミュニケーションをとって、スタッフが考えているキャリア形成について知っておくことが大事です。


【情報提供元】

デイの経営と運営

https://dayshop.biz/

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