介護保険法では、自立支援を目的としています。
したがって介護保険サービスを提供している以上、「自立支援」をどう捉えるかはとても重要です。
自立支援とは、本人が持っている能力をより多く(理想的には最大限)引き出して、本人の生活・人生をより豊かに、より充実したものにすることです。
人は、加齢により身体機能が低下し、出来る事は減っていきます。
それに逆らって、単に、筋力を上げたり、できるADLを増やしたり、要介護度を改善することが「自立支援」ではありません。
その時その時に最大減の機能、能力を引き出すことは大切ですが、目的は、生活の質、人生の質(QOL)を高めることだと理解したうえで、自立支援に取り組む必要があります。
どの視点で介護を提供、展開するかは、その時々で異なります。
様々な視点を活用し、組み合わせて、より高いQOLの獲得を目指していくことが大切だと考えています。
人それぞれの人生に画一した回答はない。
だからこそ、介護の奥深さ、介護職の専門性の高さを痛感します。
【情報提供元】
自立支援のケアとリハビリ
https://dayshop.biz/item/detail/2224.html
【お役立ち研修】