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「真実」と「事実」と「認知症ケア」

2024.12.04

国語辞典によると


真実

→うそ偽りのないこと。本当のこと。また、そのさま。まこと。


事実

→実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。


似て非なるものです。


「真実」は、人によって見え方や解釈の仕方が違うということ。

反対に「事実」は、揺るぎのない実際に起こった客観的な出来事のみを表します。


認知症を「人」という視点で捉えると、認知症の人に見えている状況は「うそ偽りのないこと」であると捉えると、支援する介護者側は現実に起きた出来事、事実に基づいた対応で本当に良いのでしょうか。


介護者は、まずこの違いを知り、認知症の人のどの部分が揺るぎない「事実」であり、どの部分が不確かな「真実」を含んでいるのかを意識して支援することが、認知症ケアにおいて大切なことではないでしょうか。


【情報提供元】

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