
先月開催しました「第23回日本通所ケア研究大会」における優秀演題をご紹介いたします。
詳細は月刊デイにてご確認ください。
[演題名]
ユニティ積み木プロジェクトの行方〜次のステージへ、完全自立への道〜
[発表者]
山内 千尋 氏(株式会社ユニティ リハケアガーデン国分)
鹿児島県のリハケアガーデン国分では、「大工として働いていた頃のように、もう一度お金を稼ぎたい」というご利用者の強い願いをきっかけに、制作活動を「積み木プロジェクト」として事業化。
職員は納品先の選定、プレゼン、交渉などビジネス的なサポートに徹し、ご利用者は積み木の制作や物産館の店員とのやり取りといった得意な部分を担いました。
マルシェ出店や個別依頼を通して成功体験を段階的に重ねることで、販売経験の獲得、ニーズの把握、最終的な金銭管理の自立を目指し、ご利用者の夢を徹底的に支える伴走型支援を行っています。
【積み木プロジェクトのきっかけになったご利用者の事例】
大工として建築や家具作りをしていた男性利用者Bさん。
「昔のように働き、お金を稼ぎたい」という思いを実現するため、趣味で続けていた手作り積み木を地域へ販売する事業を目指しました。
始めは、Bさんが苦手とする納品先の選定やプレゼン、売り上げの受け取り、販売対応を職員がサポートし、Bさんには積み木の制作や価格決定、物産館の担当者とのやり取りを任せる形で役割を分担して進めました。
こうした段階を踏みながら、徐々に業務を自分でこなせるようになり、最終的には販売にかかわるすべての工程をBさん一人で行う「完全自立」を達成しました。
【情報提供元】
月刊デイ
【お役立ち研修】
次世代介護マネジメントフォーラム
https://tsuusho.com/managementforum














