
先月開催しました「第23回日本通所ケア研究大会」における優秀演題をご紹介いたします。
詳細は月刊デイにてご確認ください。
[演題名]
要介護高齢者が活躍するカフェの取り組み~関わる全ての人に幸せが芽吹く居場所作り~
[発表者]
山崎 翔太 氏(小規模多機能型居宅介護さとみち)
さとみちでは、介護現場の「リスク回避・効率優先」という価値観からの脱却に挑戦し、「役割創出」を核とした自立支援を推進しています。
新たな活動を覚えてもらうのではなく、日常行為を「役割」に見立て、これまでの暮らしの中で行ってきたことや得意なことを中心に参加してもらいます。
活動の原則
・何気ない会話を記録し、ご利用者の話を共有する
・参加は自由
・強制しない
・事前に案内する
施設内のカフェ「みちてらす」では、メニュー決めから接客まで、ご利用者が主体的に担っています。
最大の特長は、調理や接客だけでなく、「箸入れ作り」「味見係」など、誰もが参加できる200種類以上の小さな役割を用意した点です。
ご利用者は「自分の力が誰かの喜びになる」という成功体験を通して自信を回復。
職員の支援も「守ること」から「信じて任せること」へ変革しました。
カフェは施設と地域社会をつなぐ開かれた場となり、高齢者の尊厳と生きがいを取り戻す活動として喜ばれています。
【情報提供元】
月刊デイ
【お役立ち研修】
次世代介護マネジメントフォーラム
https://tsuusho.com/managementforum














