
先月開催しました「第23回日本通所ケア研究大会」における優秀演題をご紹介いたします。
詳細は月刊デイにてご確認ください。
[演題名]
日常の延長から生まれる個別機能訓練 そして支援される側からする側へ
[発表者]
服部 由妃 氏(合同会社cityriverstyle パーラーちばる)
パーラーちばるでは、認知症や高次脳機能障害のご利用者に対し、調理・買い物・洗濯・掃除などの家事動作を通じた日常生活訓練を行い、社会参加につながる活動へと発展させています。
ご本人の特技や生活習慣を丁寧に聞き取り、2つのモデルケースとして、ボランティア参加や就労につながる支援が紹介されました。
デイルームを地域住民や不登校の子どもたちが気軽に立ち寄れる場所として開放し、毎月第4水曜日には「ごちゃまぜ食堂ちばる」を開催。
ご利用者は、ボランティアとして食事づくりや子どもたちとの交流に参加しています。
①個別機能訓練→②ボランティア参加→③就労という段階を踏みながら、ご利用者が“選択肢のある暮らし”を実現できる仕組みを整えています。
【訓練から社会参加(仕事)につながった事例】
若年性認知症と診断後、引きこもりがちだった女性利用者Aさん。
「デイサービスを利用しながら働く」という選択を希望し、1日3時間の就労と4時間のデイ利用を組み合わせています。
事業所運営のパーラー(テイクアウト専門店)で調理を担当。
デイで「仕事」を担い、愛知県の最低賃金相当の給与を得られるまでになりました。
【情報提供元】
月刊デイ
【お役立ち研修】
次世代介護マネジメントフォーラム
https://tsuusho.com/managementforum














