「信頼」は組織運営の大切な土台
リーダーの役割とは、次の2つだと考えます。
(1)チームが目標に近づくために必要で、上司の手の届きにくいことを担う
(2)自分の部下が目標・目的に向かって気持ちよく力を発揮できる状態をつくる
リーダーとは、指示命令と情報のハブです。
現場に出てくることができない上司のかわりに現場の情報を集めること、組織の目的・目標に向かって部下の行動を促すことも、前述の2つに含まれる大切なリーダーの役割です。
部下が指示命令に従わず、良いこと・悪いことを含め現場で起こったことが隠蔽され、情報として上がってこないようでは、リーダーとして失格です。
命令と情報がしっかりとあなたのもとを流通するための基礎が「信頼」です。
「信頼」とは信用がたくさんあること
「信頼」とは、相手を信用し、頼りにすることです。
昔から「信用を積み重ねていくことで、お客様に信頼され、任せられる仕事が増えてくる」とよく言われています。しかし、信用を積み重ねるために具体的に何をすればよいのでしょうか。
例えば、見ず知らずの業者が訪問してきたら、どのように扱いますか?
きっと門前払いをするでしょう。
いくら誠実で、正直であっても、信用がないと会ってもくれません。
このような経験を積み重ねていくうちに、相手の「こいつは何者だ?」という疑問や、「この会社と取引をして大丈夫なのだろうか?」という疑問を解消することが、信頼につながり、商品説明=こちらのやりたいことを聞いてもらうための近道なのです。
「信頼」とは、あなたに対する信用が無限大にある状態で、逆に信用がない状態が「不信」です。
「信頼」と「不信」の間には「信用」が減少するにしたがって、「疑問」「不安」「不満」という三つの段階があると考えています。
あなたからの指示に対する部下の反応に置き換えると…
信頼:なるほど
疑問:これでいいのかなぁ?
不安:これって、何か違う気がする
不満:なんでこんなことしなきゃいけないの
不信:お前の思い通りにはしないよ
と変化していきます。
【情報提供元】
だよりね
【お役立ち研修】