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バリデーションとは認知症高齢者とのコミュニケーション方法

2023.04.14

バリデーションの定義

バリデーションとは、アメリカのソーシャルワーカーであるナオミ・フェイル氏が開発した、「アルツハイマー型認知症および類似の認知症と診断された高齢者とのコミュニケーション方法」です。

バリデーションでは、認知症のお年寄りが表すさまざまな行動・言動などについて、「お年寄りは死が訪れる前にやり残した課題を片付けてしまおうと、一生懸命に奮闘している」と考え、共感的な支援を試みます。

バリデーションには基本的な考え方として「解決の4つの段階」があり、「3つの柱」で成り立っています。


認知症への基本理解「解決の4つの段階」

「解決の4つの段階」とは、バリデーションで考える認知症の人の状態像です。

前述のように、認知症によってさまざまな状態を示すお年寄りは、「課題を自らの力で解決しようと懸命に取り組んでいる」と理解します。

そういった状況を共感的に理解する指標となるのが「解決の4つの段階」です。

認知症は進行性がありますが、バリデーションではその進行過程を4つの段階に分けています。

お年寄りの中には、過去にやり残したことを素直に受け入れることができている人もいれば、焦りや不安を感じながら今となっては解決できないことを何とかしようと奮闘している人もいるでしょう。

バリデーションでは、後者のような人を対象としています。


【第1段階】認知の混乱

・見当識はある程度保持されているため、初対面では認知症があることに気付かれにくい

・最近のことは覚えていないが、過去のことはよく覚えている

・老化していくことに自覚があり、その不安や恐怖の中で闘っているため、他人を責めたり非難することで自分を保とうとする


【第2段階】日時・季節の混乱

・見当識障害の症状が顕著に出現する

・言語的コミュニケーションができる

・周囲から注意や叱責を受けると、自分の殻にこもりがちになる

・失禁が目立つようになる


【第3段階】繰り返し動作

・話す能力が失われつつある

・言葉でうまく表現できないので、行動で意思や欲求を伝えようとする

・意思の疎通ができず、周囲から抑制されてしまうと、さらに内へと閉じこもっていく


【第4段階】植物状態

・心を閉ざし、自分の内に完全に引きこもってしまっている状態

・自分で体を動かすこともできず、言葉を発することもできない

・共感性のあるコミュニケーションには反応する


【情報提供元】

認知症ケア各種療法

https://dayshop.biz/item/detail/2174.html


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