近年、利用者の自立支援のため、地域交流や地域貢献、仕事タイプの無償・有償ボランティアを取り入れるデイが増えています。
「事業所外での社会参加活動」や、「有償ボランティアなど利用者へ謝礼を渡す場合」、「休業日にデイでボランティア活動を行うなど保険外サービスとして社会参加活動を行う場合」などの留意点などについて、厚生労働省から下記のような事務連絡などが通知されています。
実施の際は基準やこれらの通知を順守して行いましょう。
社会参加活動などに関係する厚生労働省からの通知
・若年性認知症の方を中心とした介護サービス事業所における地域での社会参加活動の実施について(平成30年7月27日)
・介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて提供する場合の取扱いについて(平成30年9月28日)
デイの利用中に社会参加活動を行う場合のポイント
(1)計画に位置付けられている
居宅サービス計画書に沿って作成された利用者ごとの個別サービス計画(通所介護計画書など)に、あらかじめ社会参加活動などが位置づけられていること
(2)活動内容が計画に沿っている
社会参加活動などの内容が、利用者ごとの個別サービス計画に沿ったものであること
(3)職員のサポートがある
利用者が社会参加活動などを行うにあたり、事業所の職員による見守り、介助などの支援が行われていること
(4)効果が期待される取り組みである
利用者が主体的に社会参加活動などに参加することにより、日常生活を送る上で自らの役割を持ち、達成感や満足感を感じ、自信を回復するなどの効果が期待されるような取り組みであること
デイの外で行う地域貢献!小学校でご利用者が活躍
毎月、近隣の小学校にデイのご利用者がスタッフと訪問し、掃除やあいさつ運動、遊具のペンキ塗りなどをしています。
活動内容
・遊具のペンキ塗り
・校内の掃除
・下校時のあいさつ運動を兼ねた見守り
・雑巾の寄贈(1校に約70枚)
【取り組みの効果】子どもたちからの「ありがとう」が一番のモチベーション
ご利用者が「よくがんばってるね」と声を掛けると、子どもたちから「いつもありがとうございます」という元気な返事がもらえ、ご利用者のモチベーションが上がっています。
【情報提供元】
■月刊デイVol.239(一部抜粋)
■株式会社ユニティ
【株式会社ユニティ様の取り組みを具体的に学びたい方はこちらから】