「会社が面接されている」という意識で応募者などに対応する
自分の施設の周辺の求人動向、賃金相場、他施設の特徴などのマーケティング、また模範になる企業、目標にしたい会社をしっかりと定めるベンチマークは、ほかの業界では至極当然のこととして行われている手法です。
そして相手を知った上で、同時に考えなければならないのが「自分を知る」ことです。
これが「自社の求める人材像を明らかにする」ということなのです。
求める人材像の策定方法の流れ
【1】経営理念、法人理念の策定
例)「すばらしいサービス」を提供することで地域社会に貢献し、自社の発展と職員の幸せを実現する。
【2】理念の実現のイメージを具体化
例)「すばらしいサービス」とは、利用者の「介護度改善」、家族の「安心感」の実現。
例)「職員の幸せ」は「人の役に立つという充実感」の実現。
【3】2のイメージを実践している職員像をイメージ
例)利用者の介護度を理解し、目標を共有している職員。
例)気軽に利用者や家族の相談に乗れる、日ごろのコミュニケーションを大切にする職員。
例)いつも笑顔で誰とでもコミュニケーションを図れる職員。
例)自己研さんができ、常に目標をもって仕事に取り組んでいる職員。
【4】3でイメージした職員が行っている行動のキーワードを挙げる
例)介護、改善、気軽、コミュニケーション、笑顔、目標、自己研さん、貢献など。
【5】4のキーワードを参考に「求める人材像」について文書化する
例)誰とでも気軽に話ができる人。
例)笑顔が素敵な人。
例)目標を意識する人。
例)誰かの役に立ちたい人。
例)やりがい、達成感を感じたい人。
このように策定した「求める人材像」を求人票に記載し、施設が求める人材を明確にすることで、その思いや理念に賛同した方が応募する傾向が一層強まります。
まずは理念を策定し、その理念をどのようにすれば実現するかを徹底的にイメージし、そのイメージを紙に書くなど「見える化」することができるかがポイントです。
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