この動画では介護施設における職員確保の戦略と課題について説明しています。
特に注目すべき点として、離職率が10%以下の事業所が全体の50.7%を占め、年々改善傾向にあります。
[ポイント]
<1>職員確保の基本戦略と考え方
1)離職者を減らす
2)既存職員の勤務時間を増やす
3)新規職員の確保
これらの優先順位づけが重要です。
<2>ENPS(従業員推奨度)による職場環境評価
職場環境を評価する手法としてENPS(従業員推奨度)があります。
現在の職場を知人や友人に推奨したいかどうかを評価する方法で、定期的に実施することで組織変化の把握ができます。
<3>介護職員の求人状況と賃金動向
岐阜県郡上市の事例として、大手企業の参入により人材獲得競争の激化に伴い時給が上昇し、最高で時給1700円の求人も出現しています。
<4>介護業界の採用・離職状況分析
介護労働安定センターの調査で採用率16.9%、離職率13.1%というデータが示され、特に離職率10%以下の事業所が50.7%、20%以上が26.1%というU字型の分布になっています。
採用成功要因として、職場の人間関係、残業の少なさ、有給取得のしやすさなどが上位に挙がっています。
【お役立ち研修】