コロナ禍による収入減に加え、物価高や採用難による給与水準の上昇、および人件費の増大などさまざまな影響により、経営状態が悪化している事業者が増えています。
日々の資金繰りが厳しい中、経営改善に取り組むのはとても困難ではありますが、ご利用者や職員のためにも、なんとかこの窮地を乗り越えなくてはなりません。
まずは、問題点がどこにあるのかを知るために、経営状態の分析が必要です。
次の項目(利用実績、収入、コスト)をチェックしてみましょう。
■利用実績
【月間平均利用回数】
→延べ利用人数÷請求人数※
※請求人数とは、登録者のうち月1回でもデイを利用して請求がある方
【月間キャンセル率】
→(キャンセル人数−振替人数)÷月間利用予定人数
【月当たりの平均新規利用者数】
【月当たりの平均中止・休止者数】
【時間別利用者数(割合)】
→例)5時間超が○人、6時間超が△人
■収入とコスト(支出)
【収入】
・月間客単価=売上÷請求人数
・1人当たり客単価=売上÷延べ利用人数
・加算算定項目(個別機能訓練加算、科学的介護推進体制加算など)
【コスト(支出)】
・人件費(金額と売上に対する割合、残業(超過勤務)の実態)
・食材費
・地代家賃
・水道光熱費
・消耗品費 ほか
上記で経営状態をチェックしたら、改善目標を設定します。
最初にやってほしいのは、平均利用回数の設定です。
例えば、一般的な1日型のデイ(7-8時間)で、平均利用回数が7.5回だとしたら、目標を8回に設定します。
【情報提供元】
月刊デイ
【学ぶ】
■総合リハビリケアセンターアクティブワン見学会&セミナー
https://tsuusho.com/active_tour
■[全国巡回]介護報酬・制度改定対応セミナー
■実践!認知症ケア研修会2024
■ケアマネオンラインセミナー~今後激変が予想されるケアマネジャーの役割どう変わる?どう対応する?~
https://tsuusho.com/caremanager
■【オンライン配信】指導と監査
https://tsuusho.com/special_ondemand5
■【オンライン配信】個別機能訓練加算と入浴介助加算について
https://tsuusho.com/special_ondemand4
■【オンライン配信】人材不足と職員確保・定着
https://tsuusho.com/special_ondemand3
■【オンライン配信】「訪問+通所の新サービス」&「地域ケアステーション」
https://tsuusho.com/special_ondemand2
■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
https://tsuusho.com/special_ondemand
■【オンライン講座】PEAPに基づくご利用者を取り巻く施設環境づくり
https://tsuusho.com/lp_creating_an_environment