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高齢者が持つ力を活かせる社会参加のカタチについて【優秀演題(一般演題発表部門)第20回日本通所ケア研究大会】

2023.01.10

【実施前の状況・この取り組みを行った目的】

デイサービスを利用するご利用者様は、かつて地域や社会で活躍していた。

しかし、疾患による心身機能の低下や様々な環境的要因によって、好む作業ができない作業剥奪状態の方や日常生活行為のみしか行えていない作業不均衡状態の方、地域との繋がりが途絶えてしまっている方が多くみられていた。

また、認知機能の低下がある方はデイサービスに通う意味や目的を見出だせずに、困惑しながらデイサービスに通う方もいた。

そういった状況のご利用者様が馴染みの作業や得意な作業を手段に社会参加し、地域との繋がりの形成をすること、生活の質の向上を図ることを目的に活動を開始した。


【具体的な取り組み】

ADOCを用いた面接評価などによって、ご利用者様が希望する暮らしや人生で培ってきた様々な作業体験の聞き取りを行った。

作業内容として「積み木」「ヘアゴム」「しめ縄」「布ボール」などの作品づくりを行う。

作品ごとに作業工程を分析し、ご利用者様の心身機能の状態に応じ、作品づくりの一部を担って頂いている。

各作品は地域の保育園や子育て支援センターに寄贈、または地域のカフェや美容室にて展示・販売をさせて頂いてる。


【実施後の変化・効果・結果】

活動を通して、地域の子供の笑顔や購入して頂いた方から感謝の言葉を直接頂くことで、ご利用者様から「子供が喜んでくれて嬉しい。」「まだ、人の為に出来ることはあるね。」などのポジティブな発言の増加や日常生活での意欲、活動性の向上に繋がり、やりがいや意義を持ち、デイサービスに来所される方が増加した。

そして、活動を継続していく中で、事業所としても地域の方々に声をかけて頂ける機会が増加し、職員のモチベーションの向上にも繋がっている。


【考察】

ご利用者様がこれまでの人生を通して、培ってきた持つ力を見出すこと、その力を活かし、社会に参加していくことは、健康状態や幸福感の向上に繋がると感じた。

また、支えられる側になりがちな高齢者が活躍できることで、デイサービスが地域資源としての役割を果たすことに繋がっていくのではないかと考える。

今後も、ご利用者様の大切な作業を活動に取り入れることで、1人1人に合った社会参加のカタチを模索していきたい。


【情報提供元】

第20回日本通所ケア研究大会


株式会社コスモ デイサービスこすも

http://www.e-cosmo.jp/index.htm


【学ぶ】

■デイの基準と運営指導・監査対応セミナー

https://tsuusho.com/standard

■認知症ご利用者の生活行為向上のためのリハビリアプローチ

https://tsuusho.com/livingfunction

■リハ職・機能訓練指導員が実践するべきトレーニング・評価・実技セミナー

https://tsuusho.com/adl

■実践!認知症ケア研修会2023

https://tsuusho.com/dementia

■介護制度と報酬改定への対策&デイサービス見学会

https://www.tsuusho.com/ds_tour

■デイ運営特別セミナー

https://www.tsuusho.com/special

■第19回日本通所ケア研究大会セミナーDVD

https://tsuusho.com/conferencedvd

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