私たちは、通所系サービスを中心に介護・看護に携わる方のワンランク上のスキルアップをお手伝いいたします

snsやYouTubeでも情報配信中
facebook
twitter
insta
youtube
メール会員登録

「記憶障害」「失語」「失認」「失行」「実行機能障害」とは

2020.08.26

記憶障害

若いときは、たくさんの情報から大切な情報を選んで覚えたり、無駄な情報は覚えないようにすることができます。

ところが年を取ると、情報がつかまえにくくなり、大切なことを覚えるのに時間がかかるようになります。

さらに認知症になると、情報がつかまえられなくなり、大切なことが覚えられなくなります。

そのため、「5分前に聞いたことでも覚えられない」ということも多く、何度も同じことを聞きに来られる人もいるのです。

そして認知症が進行すると、「覚えられない」だけでなく、「覚えたことを忘れてしまう」ようになります。

今まで覚えてきた大事なことをポロポロと忘れていく…それが認知症の特徴です。

ただし、ここで忘れてはいけないのは、「何もかも忘れるわけではない」ということです。

認知症の人に対して、「ぼけたら何も分からなくなるから本人は幸せだ」と考えている時代がありました。

しかし、「何も分からなくなるわけではなく、分かりにくくなるだけ。分かることもたくさんある」ということを忘れないでください。


認知機能障害(中核症状)

失語:名前が出てこない。「あれ」「それ」などのあいまいな表現になる

失認:目では見えているのに、それが何か分からない

失行:手や足は動くのに、どうするのか、どうすればいいのか分からない

実行機能障害:物事の手順が分からない


目の前にペットボトルに入ったお茶があるとします。

認識できているのに「お茶」という名前が出てこないのは失語。

目では見えているのに、「お茶」だと分からないのは失認。

麻痺などもなく自由に指先が動くにもかかわらず、フタを開けられないのは失行。

自動販売機でお茶を買う時、お金を入れた後に商品のボタンを押していないのに、取り出し口を探してしまうような場合は実行機能障害です。


ここで知っておいてもらいたいのは、定義にもあるように、記憶障害は必ず出現するのに、失語・失認・失行・実行機能障害は、1つの症状だけ出る人、複数の症状が出る人など、一人ひとり状態が異なるということです。

どうして記憶障害とほかの認知機能障害は違うのでしょうか。

不思議だと思いませんか?


【情報提供元】

■認知症なるほど事例集(一部抜粋)

https://dayshop.biz/products/detail/52

■渡辺 哲弘氏(株式会社きらめき介護塾 代表取締役/認知症介護指導者)

株式会社きらめき介護塾

http://www.kirameki3.com/


【認知症ケアを具体的に学びたい方はこちらから】

■【オンライン】渡辺哲弘氏のこれだけは知っておきたい!認知症ケアZoomセミナー

https://tsuusho.com/online_dementia

■認知症の方の生活機能改善に必要な知識と技術セミナー

https://www.tsuusho.com/dementia_reha/

■川畑智氏のそうだったのか!なるほど納得!認知症リハ・ケアセミナー

https://www.tsuusho.com/online_dementiareha

おススメのサイト一覧

ケアカルテ
NDソフト
プラス
帳速

学べる研修一覧

要支援者・予防事業への対応と生活機能向上グループ活動加算算定セミナー
通所リハ運営向上セミナー
認知症の方の転倒予防セミナー
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD
ページトップ ▲