人はイメージできないと行動に移しにくいと言われています。
心身機能・歩行能力が低下した高齢者は、元気に歩くことをイメージすることは難しく、歩行・移動訓練を行っても意欲や集中力が伴わない場合があります。
状態に合わせた活動や意欲を引き出し、活動による歩行や移動動作の維持・改善を進めていきます。
話し合いでイメージを具体化し、目標を共有
「今よりも歩行や移動動作ができたら、うれしいことや楽しいことは何ですか?」と聞いてみましょう。
利用者は「良くなりたい」と思っていても、具体的なイメージまではしていない方がほとんどです。
話し合いで訓練の効果を上げる
セラピストと利用者が話し合いを進めていくことにより、利用者は課題に対する自分の想いに向き合い、歩行・移動訓練も具体化しやすくなります。
セラピストは利用者の歩行・移動訓練に対する想いを知ることで、その方に合った訓練方法を提案しやすくなります。
その結果、目標やプログラムの強度や頻度に対して合意形成ができ、訓練を効果的に行うことができるようになるのです。
活動の体験を重ねることにより、さらにイメージを膨らませ、次のステップへと進めることにもつながります。
【生活期リハビリテーションについて学ぶ】
■利用者増につながる新しいトレーニング
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■シーティング
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