ゲーム形式、集団で行うのもの=レクではない
介護場面でのレクリエーションとは、ケアを必要とする人が一人の人間として、その人らしい楽しく充実した豊かな生活・人生を再創造(リ・クリエイト)するための技術及び社会的、政策的対応の総合的体系であり、単に集団でのゲームやイベント行事の分野だけをいうのではありません。
ゲームや各種趣味活動、スポーツ、芸術、学習、テレビ鑑賞、昼寝など様々な活動を含みます。
その人らしい“楽しい!幸せ!!”を引き出す=充実した豊かな生活・人生を再創造する
・レク ≠ 集団でするゲーム
・“楽しい!幸せ!!”を支援する
・人によって“楽しい!幸せ!!”は違う
ケア + レクリエーション (ケアレク)
色々な活動にレクの視点を取り入れる「レクの日常化」「日常のレク化」
日常の色々な活動にレクの視点から様々な味付けをしていきましょう。
レク(楽しみ活動)を日常化すると共に、日常の様々な活動をレク化(楽しみ活動化)することはQOLを高めるために非常に重要な視点です。
「無目的な活動」ではなく「目的的な活動」となる⇒レクの幅が広がる
【味気ないADL(日常生活動作)の例】
「栄養摂取としての食事」
「清潔保持としての入浴」
「決められた時間の排泄」
【レクの視点を取り入れたADL(日常生活動作)の例】
ポイント:「より豊かな食事・入浴・排泄」「より充実した食事・入浴・排泄」
「庭でバーベキューをする」
「温泉の素を入れBGMを流す」
「リラックスできる(匂い・漫画・雑誌など)のトイレの空間で排泄をする」
上記はレク活動としての食事・入浴・排泄になると考える事ができます。
【ケアレクを学びたい方はこちらから】