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参加者100人に聞きました!介護現場のレクで 「困っていること」はなんですか?

2024.07.25

第1位:マンネリ化(39人)

第2位:ネタ切れ(25人)

第3位:認知症や中・重度の方の参加方法(15人)

第4位:進行が苦手、盛り上がらない(12人)

第5位:みんなが楽しめるネタがない(5人)


<参加者の声>

・機能向上につながるようなレクを提供したいけど、やり方や選び方が分からない(介護職)

・ご利用者の世代や介護度が違うので、全員で同じことをするのが難しくて困っている(リハ職)

・普段のおしゃべりはできるけど、たくさんの人の前で盛り上げることが苦手(介護職)

・地域のデイと交流があるので、高齢者の方とのコミュニケーション方法を知りたい(保育士)


第1位:マンネリ化(39人)

繰り返しの活動は「定番化」ということでもあり、マンネリ=悪いことだと考える必要はありません。

マンネリと感じているのは、スタッフ側だけかもしれません。

実際に、なじみのレクをする際には、ご利用者のルールの理解も早く、スムーズに進むのではないでしょうか。

繰り返すことで上達し、ご利用者の満足度が上がる、心身機能が向上するなどの効果もあるでしょう。

大切なのは、「その方に必要なレク(活動)」が提供できているかという視点です。


第2位:ネタ切れ(25人)

常に新しいレクを探し続けることには限界があり、レク担当のスタッフは疲れてしまいます。

月刊デイやレク本、インターネットなどで情報を収集し、それを少しアレンジするだけでバリエーションを増やすことができます。

自分の経験や得意なこと(強み)を生かしながら、ご利用者に合ったアレンジを探しましょう。

詳しい方法は、「日本ケアレク研修大会2024」でさまざまな講師陣がご紹介します。


第3位:認知症や中・重度の方の参加方法(15人)

興味・関心、介護度などが異なるご利用者が、全員同じ活動を行うことは難しいでしょう。

レクの場合は難易度を調整して行ったり、参加しやすいように簡単な役割をお願いします。

例えば、チーム戦でほかのご利用者同士が競い合う際に、道具を持つ係、物を渡す係、ポイント地点に座ってもらうなど、できることはたくさんあります。

みんなの中に混ざって参加しているだけで、今は楽しくなくても、将来“楽しい気持ち”として記憶されているかもしれません。

まずは参加の機会を増やし他者との交流を増やしましょう。


第4位:進行が苦手、盛り上がらない(12人)

一人ひとりの得手・不得手を生かし、手先が器用なスタッフがレクの道具を準備し、おしゃべりが上手なスタッフが司会進行をするなど、適材適所で分担するほうが効率的です。

ただし、そのような担当分けが難しい場合は、ご利用者の「役割」として司会や進行をしてもらうなど、仕組みを工夫してみましょう。

ご利用者のやりがいになったり、意外な特技が見つかるかもしれません。


第5位:みんなが楽しめるネタがない(5人)

世代や性別、趣味嗜好が異なると、楽しいと感じる内容も異なります。

ご利用者にも一人ひとりの思いや好みがあり、一律に提供されたレクを全員が楽しむのは難しいかもしれません。

大切なことは、そのレクに目的があり、その方のレベルや状態にあったものが提供されているかという視点です。


【情報提供元】

月刊デイ

https://daybook.jp/day.html

日本ケアレク研修大会2024

https://tsuusho.com/care_rec

学べる研修一覧

ケアレク
計画書
指導監査
介護技術
管理者・リーダーのトラブルマネジメント
リハ技術
実践!認知症ケア研修会
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