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報連相をマネジメントしよう

2025.10.29

管理者の仕事は内部統制

管理者の仕事は内部統制です。
いわゆるヒエラルキーを作ることです。
ヒエラルキーとは、ピラミッドのように、上から下に役割や役職があり、その指示命令が順番を越えることなく、流れている組織形態のことだと私は考えています。
介護は、誰かの命令で業務を行うことに違和感を唱える人もいますが、これは家族介護ではなく、組織としての仕事、事業です。
事業とは、チームで行うものです。
継続的な事業運営をしたいならば、組織論で考え、管理者が内部を統制し、維持、発展させるのです。
キーポイントは「報連相を管理すること」です。


報連相がうまくいかないと情報共有もうまくいかない

「報連相の管理」とは具体的には、管理者の伝えたいことを直属の部下が現場に伝えているかを確認することです。
分かりやすく言うと、中間管理職である役職者が、管理者の言いたいことを伝えているか確認します。
内部統制がうまくいかないケースは、この情報共有がうまくいかないことも要因の一つになります。
管理者よりも中間管理職に問題があるケースもあります。
もしかしたら、結論や決定事項だけを伝えて、その意図や根拠を伝えていないかもしれません。
または、現場の職員に不満を持たせて、管理者の評価を落とそうとしているかもしれませんし、管理者の言わんとしていることに納得していないから、現場に伝えられないのかもしれません。
管理者のあなたが「もしかしたら自分が間違っているかもしれない」と振り返ることも必要ですが、しっかりと伝えたいことの意図を言語化し、相手に伝える努力をすることが大切です。


下からの意見が届いているか

そしてもう一つは、下から情報が流れてくるか、ということの確認です。
要するに、現場の意見や提案、現場の問題、課題が管理者にしっかりと届いているか、ということです。
「なぜ現場は意見や提案を言わないのか?」と相談をされる管理者の方もたくさんいますが、そのほとんどは、過去に管理者が意見や提案をないがしろにしたことが原因です。
自分の意見が通らなかった過去を持つ職員は、『どうせ言ってもあの管理者はわかってくれない』とあきらめ、アイデアを出さなくなります。
そうなると現場から意見が出てこなくなり、管理者の前でだけ取り繕う職員だけが残っていく職場になります。
現場の問題を聞きながら、何も改善しない、その裏切りが続くと『言われたことだけやってればいいんでしょ?』と開き直り始めます。
もし、職員をそうさせてしまったのであれば、それは誰のせいか…。
管理者ですね。
そこに気づかず管理者が「現場は何も言わない」「現場はやる気がない」というのは、現場から見たら、裸の王様でしかありません。
現場の問題や課題を主任やリーダーと言われる管理者の直属の部下が現場から吸い上げてきてくれるか。
まずは管理者が積極的に、主体的・能動的に、聞きに行くこと。デスクで待っているのではダメです。
自ら足を運ぶこと。
「来ないあいつらが悪い」ではなく、向こうから頼ってくるまで、管理者が動くことです。


内部統制は、上下関係の中で風通しよく報連相が行われているかを確認することから始めます。
管理者の直属の部下が、管理者のメッセージをその意図を理解して伝えているか。
直属の部下から現場の問題、課題がしっかりと上がってきているか?
そして、上がってきた問題や課題を解決するために立ち回ることで、現場の信頼する管理者となるのです。
特に管理者になって仕事がよくわからない、という新人管理者にはおすすめの第一歩です。


【情報提供元】

管理者&リーダー「だよりね」

https://tool.daybook.jp/


【お役立ち研修】

第23回日本通所ケア研究大会

https://tsuusho.com/conference/

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