[1]イスの高さが合っているか
座位のアセスメントでは、まずイスに座ったときに上記の「座位の基本」の条件を満たしているかを確認しましょう。
体格に合わないイスを使っていると、身体に負担がかかり、痛みやしびれ、褥瘡などのトラブルを引き起こす場合があります。
イスが低過ぎるときはクッションを敷く、高過ぎるときは足元に踏み台を置くなどの対応をしましょう。
[イスの高さが合っていない場合のリスク]
・バランスが取りにくい
・膝や荷重が集中する部分が痛くなる
・お尻が痛くなる
・床に足がつかず姿勢を変えにくい
・下肢のしびれや浮腫(むくみ)がでる
[2]座っているときの様子(状況観察)
全体像から受ける印象も大切です。
ご利用者の状況を観察し、その原因・理由を考えてみましょう。
[元気がない場合に考えられること]
・意欲が低下しているのかも?
・体調がよくないのかも?
・最近、悲しいことがあったのかも?
[イライラしている場合に考えられること]
・便秘や体の痛みなどの不快感があるのかも?
・退屈している(声を掛けてほしい)のかも?
・周りの音や話し声が気になるのかも?
[ソワソワしている場合に考えられること]
・周りの音や人の様子などが気になるのかも?
・不安を感じているのかも?
・トイレに行きたいのかも?
[眠そうにしている場合に考えられること]
・薬の副作用かも?
・十分な水分補給ができていないのかも?
・昼夜逆転の生活になっているのかも?
・体調が急変しているのかも?
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