生体内リズムが障害されると、睡眠障害や体調不良を来すことがあり、認知症の症状悪化の原因にもなります。
一般的に、人の1日のリズム(サーカディアンリズム)は24.5時間程度で、実際の1日の長さ約24時間と差があるため、適正な刺激が無いとリズムのずれが発生します。
正常な生活の中では、毎日生体内リズムのずれをリセットし、1日の時間との同調が図られていますが、何らかの原因でリセットがうまくいかないとサーカディアンリズムの変調を来します。
サーカディアンリズムのリセットは、以下のようなことを行うのが良いとされています。
体内時計のリセットのための活動例
・朝、朝日を浴びて起きる
・朝、起床後1時間以内に糖質(炭水化物)とタンパク質が多い朝食を一定以上食べる
・朝食は7〜8時ごろ食べる
・朝は、起床後3時間以内に30分程度、日光を浴びる
・夜9時以降の食事は避ける(特に脂質の摂取は避ける)
・1日3食食べる(1日何食も食べる、1日中食べ続けるのは不可)
・夕食~朝食の時間は10時間程度開ける
・日中の決まった時間に活動・人との交流をする
・昼間の活動量を増やす
・昼食後(1〜2時ごろ)に30〜40分程度の午睡をとる
※1時間以上の午睡は逆効果
・寝る4〜5時間前の夕方5時ごろに軽い運動をする
・夜の電灯は明るすぎないようにし、青色灯は避ける
・一定の時刻に同じことをする(例:毎朝7時にラジオ体操をする など)
【情報提供元】
実践 認知症ケア2
https://dayshop.biz/item/detail/2152.html
【学ぶ】
■介護制度と報酬改定への対策&デイサービス見学会
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