自分の成長が感じられない⁉
人材確保がますます厳しくなっている介護業界。
新たな人材を確保できる求心力ある職場。
職員が辞めない働きがいのある職場は、どのようにつくっていけばいいのでしょうか。
職員が辞める大きな理由として、「自分の成長が感じられないとき」というものがあります。
仕事が、ただ業務を終えることだけになり、同じ日々の繰り返しのように感じて、自分の将来に対して不安を持つと転職を考えるようになります。
そうならないように、職員の成長を支えるキャリアパスと人事考課、そして成長カードについて取り上げてみます。
キャリアアップの道筋
キャリアパスとは、組織における職位や職務に就くために必要な業務経験やスキル、順序、配置転換のルートのことです。
もっと簡単に言えば、キャリアアップの道筋ですね。
どのような仕事をどれくらいの期間担当し、どの程度の習熟レベルになれば、どのような役職に就くことができるのかを明確にしたもので、人材育成においては欠かすことのできないキーワードといえます。
キャリアパス制度の活用
介護現場においても、さまざまな役職がありますが、残念ながら、単に経験年数やリーダーシップの部分だけで昇進するという傾向が強いようです。
処遇改善加算の要件にキャリアパス制度も含まれており、うまく活用すれば、スタッフの成長の支援や人事考課に有効活用できるのに、形だけで本格的に運用する意識が低かったり、うまく機能していない場合が多いようです。
例えば、キャリアパスに関する評価シートに上図のような評価項目がありました。
補助的職員が対象なので、正規職員であればすべてA評価のはずです。
しかし、あいさつができない、人を罵倒する、指示されたことができないなど、これらは管理者からよく相談される残念なスタッフの行動です。
そして、そのスタッフは、10年以上勤務しているベテランや現場のリーダー職に就いている正規職員だったりするわけです。
それでは、組織がうまく機能するはずがありません。
キャリアパス制度を厳格に適用していれば、こんなことは起こりません。
なぜなら、「補助的職員対象の評価シート」をクリアしていないため、昇進できないからです。
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