まず「人」として「かかわる」「とらえる」「考える」
脳卒中に合併する「高次脳機能障害」は症状が多彩です。
そのため症状そのものに興味が向き、さまざまな評価ばかり実施され、具体的なリハビリ対応はおろそかになってしまい、批判されたことがありました。
また、セラピストや看護師、医師に都合の悪い高次脳機能障害の症状、(例えば、注意力の低下、自発性の低下など)があると「やる気がない」など本人のせいにされたり、易怒性があると「病気で人が変わった」と判断されたりするなど、すべて病気のせいにされたりしていました。
しかし、それらの多くは、環境設定やセラピストたちのかかわり方の工夫で解決することも少なくないことが分かってきました。
認知症の場合も、同じような歴史を繰り返している気がします。
「認知症だからしょうがない」「それが認知症の特徴だ」などと病気や本人に原因を押し付け、自分たちのかかわり方や環境設定に原因があると考えていないことが多いようです。
まず、記憶力が低下したり、認識力が低下したりしたとき、人として当然起こる反応ではないかという考え方で、症状の発生理由を考えることが大切です。
【基本的な考え方】
認知症の場合、多彩な症状に目を奪われ、同時に「認知症だから」という疾患に症状発生理由を求めがちになりますが、その前に一人の人として考えることが大切です。
パーソン・センタード・ケアの考え方…「認知症」の人から認知症の「人」へ
【情報提供元】
デイの管理者&リーダー「だよりね」
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【学ぶ】
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