回想法は、アメリカの精神科医ロバート・バトラー(R.Butler)によって、1960年代初めに提唱された心理療法です。
バトラーは、“老いの繰言”として疎まれていた高齢者が思い出について語る行為も、死が近づいてくることにより自然に起こる心理的過程であり、また、過去の未解決の課題を再度とらえ直すことに導く積極的な役割があると提唱し、意味あるものだと考えました。
回想法には、レミニセンス(reminiscence)と呼ばれる、いわゆる昔話などの一般的回想法と、ライフレビュー(life review)と呼ばれる治療的な目的で行われる自分の人生の評価・洞察を行う心理療法の一部をなすものの2種類があります。
また、対象者の数による個別回想法とグループ回想法という分類もあります。
現場での回想法の実施方法は、実際の物品、写真・ビデオを使用したり、話をしたり、歌を活用したりと実にさまざまです。
回想法でよく使用されるテーマには、
(1)食べ物
(2)遊び
(3)行事
(4)○○の思い出
(5)楽しかったこと
(6)学校、仕事、家事
などがあります。
回想法中に、音楽や匂い、音、食べものなどで五感を刺激する方法もよく取られています。
記憶やコミュニケーション機能を使用するため、認知症の方への適応は症状が進行するに従って難しくなります。
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