働きがいのある職場を作ろう
人口減少社会を迎え、人材確保がますます厳しくなっている介護業界。
職場の人員不足は、職員の心と身体を確実にむしばんでいきます。
人材が定着するような働きがいのある職場は、どのように作っていけばいいのでしょうか。
どれだけ介護の仕事に「やりがい」を感じていても、職場の人間関係や運営方針が悪いと、「働きがい」を感じなくなっていきます。
やりがいは介護という仕事にあり、働きがいは個々の職場にあります。
やりがいと働きがいは別ものです。
この点を多くの介護事業経営者は勘違いしているように思います。
介護の仕事にやりがいを感じていても、職場に働きがいが感じられなくなったら、職員は職場を去ってしまうのです。
これまで経営者は、職員の介護に対するやりがいに、甘えてきた部分があると思います。
もう、やりがいだけでは、職員は頑張れなくなってきています。
今こそ、働きがいのある職場づくりをみんなで真剣に考えていかなければならないのです。
今までやっていないこと、慣れないことをするには、抵抗がつきものです。
人は、変化を嫌います。
今までと同じ方が楽だからです。
でも変化できない組織は、やがて市場から淘汰されるのです。
そうなっては困りますよね。
ですから、自ら変化する、やるしかないのです!
1つずつやれるところから、実行していきましょう。
コミュニケーション不足を解消する「1分間対話」
どんな業種であっても職場の一番の悩みは、人間関係に関することです。
そして、人間関係がうまくいかないという問題の根幹は、コミュニケーション不足にあります。
お互いに言いたいことを言い合えていないから、うまくいかないのです。
でも、誰に対しても言いたいことが言い合える職場というのは、一朝一夕にできるものではありません。
1分間対話では、毎回ペアを変えて、職場のすべての人とやっていきます。
この1分間対話を、まとまった人数が集まったとき、わずかな時間を使って、職場で何回も繰り返すのです。
人手不足で現場が忙しいことはわかっています。
1分間対話に限りませんが、忙しいからこそ、コミュニケーションの場が必要なのです。
3分あれば、できるのです。
「3分ならやってみましょう」とすぐ動ける事業所は、実はコミュニケーションがうまくいっている場合が多いです。
でも「忙しいのにコミュニケーションする時間なんてありませんよ」という事業所に限って、コミュニケーションに問題がある場合が多いのです。
【情報提供元】
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
■デイの看護師・機能訓練指導員が知っておくべき個別機能訓練実技セミナー
https://tsuusho.com/kunren_jitsugi
■個別機能訓練計画書・通所介護計画書の書類と書き方・LIFEへの対応セミナー
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■デイサービスの指導・監査対策に!加算算定のポイント&プログラムセミナー
■第20回日本通所ケア研究大会(合同開催)第17回認知症ケア研修会in福山
https://tsuusho.com/conference/